美容師の本質とは

k-two銀座店

松浦です

明日は、定休日です

明後日、明々後日は、
外部セミナーのため、
サロンには出ておりません

ご予約は金曜日以降にお願いします

さて、
ここ最近、
明後日のセミナーの為に、
空いた時間を使って
ウィッグ(カット練習用の人形)を
切ってます

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こうやって、
ちゃんとウィッグを切ったのは、
もう何年も前のことで、
すごく久々に切るもんだから、
自分の技術と向かい合ってる時に、
いろいろ考えることもあるもんです

昔っからカットが大好きで、
いつも遅くまで
ウィッグを切ってた時もありました

やっぱり美容師の本質って言うか、軸は、
「カット」なんですよね

本当にこれが全てだと思います

その時その時の、
時代の流れって、
本当に大切

僕が美容師を始めた頃は、
他の店の美容師さんを知る機会って、
業界誌か口コミ?しかなかった

だから、業界誌をめちゃくちゃ見てた

この人のカットラインが好きだ。
とか、
この毛先の動きは、あの人っぽい。
とかね。

この時は、
デザインとかカット技術が、
有名な美容師さんの
評価基準だったと思うんですよね

東京に来た時は、
美容師ブーム真っ只中で、
雑誌とかヘアカタログに出れば、
次の日から予約がガンガン入って、
月に100人単位でお客様が増えるスタイリストさんを
沢山見てきました

その時代は、
とにかく雑誌もヘアカタログも、
同じようなスタイルばっかりだったけど、
本当にすごい時代だった

原宿、青山界隈の有名店が、
突出した時代でしたね

んで、
美容師バブルが終わり、
今は?と言うと、どうだろうか

電車に乗り、
インスタを見れば、
朝から、
沢山の美容師さんがスタイルをあげている

Facebookを見れば、
沢山の人のBlogを見ることができて、
他の人の考え方や技術に触れることができる

いつの間にか美容師さんは、
カメラも撮れるようになり、
自分の事を簡単に世に出せるようになりました

10年前、
お金を出して買っていた雑誌やヘアカタログ、
お金を出して行っていた、
他の美容師さんのセミナーの内容なんかが、
手のひらの画面の中で、
全て見えるようになった

美容師さんと話をすれば、
「あの人の拡散力は・・・」
なんて話になったりするけど、
拡散力なんて言葉、
10年前なんて使ったことなかったよね

拡散力ある人が雑誌に出て、
拡散力ある人がセミナーをして、
フォロワーの数で評価されたり、
逆に評価しちゃったり。

そんなことないよっ!って思ってても、
やっぱり目に入っちゃうよね。

もちろん全てがそうじゃないし、
決して否定的に言ってる訳ではなく、
むしろこれには肯定的というか、
そうあるべき世の中になったんだと思います

今はそういう時代だから、
そのベクトルに自分を合わせるのも大切だし、
そんな時代だからこそ、
店とか場所とか全く関係なく、
拡散力も知名度も技術力も、
ぜーんぶひっくるめたのが、
今の時代の「美容師力」だと思うんですよね。

そんな渦中にいる
今を生きる美容師さんは、
本当に忙しくって大変。

作品撮りのアポを取り、
朝早くから写真を撮って編集して、
集客サイトにアップして、
お店ではお客様をカットして、
アシスタントのレッスンを見て、
ミーティングとかいろいろあるのに、
ブログまで書いて、
休みの日はセミナー行って、
他の店の人とご飯食べたりしてる

美容師さんってすごいよ?

うん。
話がそれちゃいました

自分にとっての「旬」もあると思うけど、
僕が常々思っているのは、
「また時代が変わる」ってこと

だってこの15年で、
美容業界はすごく変わったよ?

美容業界だけじゃない
世の中も随分変わった

小さい頃、
夢にまで見てたテレビ電話なんて、
もうすでに使ってる人すらいないよ

長いこと美容師してる人は、
この業界の変化に絶対に気付いてる

だから、
この先も変わっていくと思うんです

SNSや通信網は
変わらないと思うし、
もっと便利になると思います

んでも
もし、
もしも、
そんなものがなくなる時代、
というか、
そこに依存しない時代が来た時、
一美容師として、
何で勝負するの?って言われたら、
「技術」でしかないと思うんです

僕が60歳になった時、
可愛い20代のモデルさんと写真撮って、
「これが俺のスタイルや!どやっ!」
って言っても、
20代の女性が共感してくれるかって言われれば、
けっこうクエッションですよね

たぶんその時、
僕はSNSには依存してないし、
そこでは勝負できてないと思うんです

だから、
いつの時代でも勝負できる
「武器」を身に付けておくことが大切で、
僕がカットカット言ってるのは、
そういう意味です

ここ最近、ウィッグを切ってない美容師さん
久々に切ってみたら、
いろんな事に気付くかもしれませんね

すごく大切な本質と軸だけは、
振らすことなくやっていきたいもんです

とりあえず
何が言いたいかって言うと、
カットが好きだから
迷ってる人は
1回ココに電話して
切らせて欲しいってことです

k-two銀座店

0362523285

では